2019-01-01から1年間の記事一覧

2019年の総括

1-3月 CPU実験をしつつ将来の進路で結構悶々としていた。あまりいい思い出がない この頃にようやくHaskellにちゃんと入門した 4-6月 4Sセメスターは結構授業を取る必要があって忙しかった。演習3はテーマが合わなくて迷走し続けていた今井研以外はそれなりに…

Haskellライクな構文をEgisonに実装している話

これは言語実装Advent Calendar 2019の2日目の記事です。 私は少し前から、楽天技術研究所でEgisonの開発アルバイトをしています。入社してから初めての大きなプロジェクトとしてEgisonの構文を新しくするというのを担当しているので、その紹介と、設計/実装…

セキュキャン2019 参加記 (データベースゼミ)

8/13〜17に行われていたセキュリティ・キャンプ全国大会で、集中開発コースのX-III データベースゼミに参加してきました*1。 事前学習からキャンプ期間中を通して経験したさまざまなことを、時系列順に振り返っていこうと思います。 事前学習 講師の方から講…

Coqで「停止性 + 弱合流性 = 合流性」の証明

Coq

小ネタです。 Abstract Rewriting Systemにおいて、「停止性と弱合流性(局所合流性)を持つ書き換え系は合流性を持つ」という定理があります*1。 この証明は、書き換え系の停止性から整礎帰納法を使って示すのが一般的です。 整礎帰納法はCoqでどうやるんだろ…

自分のCoq環境 (with Vim)

Coq

一年前くらいにCoqを触り始めて、Software FoundationやCPDTなどを読みながら細々とCoqの勉強を続けています。 Coqを使うための環境としては、CoqIDEやProofGeneralなどが有名ですが、 前者はUIが充実していなくて使いにくく、後者はEmacsなので普段Vimを使…

情報系初心者の頃に使っていた教材などを振り返る

最近友人数人でグループを組んで、情報科学分野に女子を増やすためのアウトリーチ活動みたいなものをやろうとしています。 そのときに、自分が実際にプログラミング初心者だった時にどんな本やネットの資料をみて勉強や情報収集をしていたかということを久し…

Outreachyに応募できなかった話

タイトルに書いたようなことが最近起こってちょっと悲しかったのと色々考えさせられた気がするので備忘録がてら書き起こしてみます。 Outreachyとは? www.outreachy.org Outreachyとは、FOSS(Free Open Source Software)の開発者コミュニティにおける多様性…